チラーヂン等の医薬品の供給見通し
震災の影響は医療業界にもあります。
そのひとつが”医薬品不足”
薬や栄養剤、医療用品を作っている工場や関連工場が被災した結果、当然薬などの製造も止まり、一部の薬では品薄という報道がされています。
特にチラーヂンという甲状腺ホルモンの薬を作っている唯一の工場が被災したという報道がメディアでされて以降、心配されている方も多いかと思います。(こういった報道が逆に不安感をあおっているような気もします…)
が、チラーヂンに関しては4月8日から緊急輸入品の出荷が始まり、また生産も再開され4月下旬には通常の生産体制に戻れるよう計画中とのこと。薬が手元からなくなるかも…という不安を払しょくすべく、メーカーも頑張ってくれています。
またそれ以外の薬なども近頃では〇月には出荷予定などといった形でそれなりの形で見通しが立ってきているとの報告をメーカーからは受けています。
確かに品薄という形でなかなか入荷されない薬もあるものの、だいたいの薬に関しては揃っているというのが都内の小規模薬局に勤めている私の実感
各社の努力や他社で切り替えられる薬は他社で切り替えるための増産という形もありますが、それ以外にも医療機関で長期処方を控え、みんなで少しずつ分かち合うという形が成り立っているからの部分もあります。
いつもは60日分処方してもらっているのに、今日は30日分しか処方してもらえなかった
こんな時には上記のような事情が隠れている時もあります。
病院を受診する都合が付けにくい方には申し訳ありませんが、こんな時だからこその一時のこと。
少ない処方日数をご理解いただけたらと願っています。