抗生剤で下痢をした時
お腹の風邪で下痢をした時には、整腸剤や時には下痢止めが処方されることがあります。
では抗生剤で下痢をした時にはどうするんでしょうか?
原則様子を見るだけで構いません。
ただし例外ありです。
まず様子を見ていれば良い状態からお話しすると
その1:下痢ではなく軟便状態:いつもに比べるとゆるいかな?ってくらいの時
その2:1日1~2回程度の下痢:もう少し様子をみてもいいでしょう
これが大体の目安
逆にシャーシャーと水のような下痢が1日に何回も続くようなら次の分の抗生剤を飲ますのはやめて、病院を受診することをお勧めします。
抗生剤をかえたり、やめたり、整腸剤を追加したりといった様々な対応ができます。
なので予めお腹が弱かったり、少し効き目が良い抗生剤が出る時は予め整腸剤をお願いしておくのが安心。(このあたりは医師も意識的に最初から整腸剤を処方してくれることが多いです)
ちなみに抗生剤が原因の下痢には下痢止めは使いませんので…。
そもそも抗生剤を飲んでなぜ下痢をするかというと、病気の原因となる菌以外の腸にいる良い菌まで殺してしまうんですね。なのでこの良い菌が殺されてしまうと、腸内の菌のバランスが崩れて便がゆるくなってしまいがちなんです。
なので原因が分かっているだけに下痢止めは処方されないんですね。抗生剤で下痢をしても決して下痢止めで止めないようにしてくださいね。