子供への目薬のさしかた
砂場で遊んだその手で目をごしごし、鼻水たらり~んを触った手で目をごしごし
はたまた花粉に反応して痒くて目をごしごし
いろんなものを触る子供たち、気がつくとめやにがでています…
もちろんこれら以外にも感染症としての目の病気もあり、お子さんに目薬をさす機会はそれなりにあるかもしれませんね。
ですが、相手は子供^^;
そうそううまくはいきません。
そんな難敵・目薬の差し方のコツをいくつかご紹介します。
まず、一番簡単な方法
それは”寝ている時”
仰向けに寝るお子さんだったら、寝ている時に下まぶたをそっと下げた状態でタラッとたらせばそれでOK
パチパチと何回もまばたきしてしまうと、それだけで目薬が外へ出てしまうので、寝ている時はタイミングとしてはバッチリなんです。せいぜい、気配と違和感で起きちゃうリスクがあるくらいの指し方です。
次に以前眼科病棟を担当していた時に、看護師さんがよく使っていた方法が”座ったまま上を向いてもらった瞬間に下まぶたに向けてさす”
これは、病院での点眼スタイルだったり、大人でもこんな感じに使っていますよね。
言葉が理解できるようになった頃だったら、あそこに〇〇がいるよ~といった感じでおもちゃなどで釣って(苦笑)上を向いた瞬間に指してみてはどうでしょうか?
そして最後
もっともっと大きくなった子供には親が座り、子供には頭を親側に向けて仰向けになった状態で指す方法(仕上げ歯磨きと同じスタイル)がありますが、この時も目をつぶった状態で指してしまって大丈夫!
目を開けていると反射的に異物が入ってくるという恐怖心で閉じてしまって目薬が命中しないことがしばしばあります。なので目は閉じてていいよ~と言いながらタラッとたらし、じっとできる子であればできれば5分くらいそのまま寝ててもらうのが一番浸透します。
(小さいお子さんではこのスタイルは拘束される感じもあり、逃げるかと思います^^;)
いずれの場合も目薬を垂らす量としては1~2滴で十分。(大人も同様)沢山いれても目からあふれてしまい、目の周りの皮膚が炎症を起こしてしまうこともありますのであふれた分はしっかり拭きとることも大事です。
そして目薬を使い始めたら、とっておこう!なんて思わずに1ヶ月を目安に破棄してください。衛生面から開封後の長期の使用はお勧めできません。
大事な目のために、きれいな目薬を正しい使い方で使ってくださいね。