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オブリーン錠(肥満症治療薬)

なんて魅力的な薬なんでしょう、”肥満症治療薬”

販売元の武田の担当者がきた時に激しく食いついてしまったのは私だけではないと思いたい^^;

今までも過度な肥満に対する薬はありましたが、いかんせん条件等で使いにくく、実際に処方されたところをみたことはありません。(商品名:マジンドール BMI35以上、3ヶ月以上使えないなどなど)

なので今回のこのオブリーン錠の条件の緩さをみると、今後内科医を中心に気軽に処方されるようになってしまうのでは。。。という危惧もちょっとあったりします。


このオブリーン錠、2013年10月24日現在発売日未定(11月予定だそうですがまだ未確定)なのですが、概要を記載しておきます。


◆使える人は2型糖尿病(いわゆる皆さんが想像する糖尿病)でかつ脂質異常症(いわゆるコレステロール関係が高い人)で、BMIが22以上

◆飲み方は1日3回 食直後(食事を食べ終えたらすぐ)飲みます

***脂肪が体内に吸収されるときに効果を発揮する薬なので、食事を食べない場合には飲む必要がありません***

◆腸からの脂質(あぶら)の吸収をこの薬が阻害(邪魔)してくれることで体重減少につながる仕組みになっていますが、その分便に脂質が移行してしまい、脂肪便(ひかったような便)、下痢になる確率が高いです。

薬が腸内の油を吸収してくれる!ってことが目でみえることで耐えられるような気もしないでもないですが、便器の汚れが大丈夫なのか主婦目線でちょっと気になります。。。

どうしてもこういった便の変化が耐えられないのであれば、逆にいうと脂質が含まれていない食事に変えることで頻度は下がります。

ただし、残念ながらこの薬は炭水化物の吸収は阻害(邪魔)しないんですよね

なのでこの薬で脂質を吸収を阻害してもらった結果空腹感を感じてしまい、その空腹を炭水化物でフォローしてしまうと、あまり体重減少には貢献できない恐れがあります。

この薬に全面頼るのではなく、どうしても体重コントロールができない場合にレスキューとして使う薬の位置づけとして、基本は食事、運動がベースにしておくことが今後の体管理につながるかと個人的には思いますが、ちょっと食いついてしまった薬のご紹介でした^^



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