【本】二代目薬剤師が薬局を滅ぼす
2016年、年が明けました。
来年度になると時間の余裕ができるハズなので、もう少し更新頻度があげられれば、と思っています(毎年言っている?!)
本年もよろしくお願い致しますm(_ _)m
さてさて2016年、最初の記事は本のご紹介
年末年始にかけてじっくり読んだ本です。
雑誌DIをご覧になっている方は12月号でこれからの薬剤師像として、またカッコいい薬剤師としてコラムを執筆されていた日本薬剤師会理事等を務め、ご自身も3店舗の薬局経営をしていた近藤剛弘氏の訃報に驚かれたと思います。
私もかなり驚くと同時に、近藤氏の著書が発売されていることを知り購入しました。
タイトルはドキッとすると同時に、よくある家族経営の個人薬局の雇われ薬剤師ならちょっとばかしニヤリとしてしまうかもしれない"二代目薬剤師が薬局を滅ぼす"
タイトルから想像されやすいいわゆる経営を受け継ぐ二代目薬剤師の話もさることながら、医薬分業の第二世代への近藤先生が感じられているであろう危機感も書かれています。
後半はDIのコラムの一部がピックアップされていましたが、すべてを読んで共通するのは"薬剤師の仕事とは"という根底部分への近藤先生の想いの深さだと私は感じました。
なんていうかもっと広い視野でそして本来の薬剤師の業務を考え込んでいかないと取り残されるというかそれこそ薬剤師不要論が進んでしまうのかも、では私はどうするのか、どうあるべきか、なにをすべきか、と考えさせられてしまいます。
薬剤師の方はもちろん、これから薬剤師を目指す薬学生にもこれからの自身の薬剤師像を模索するのに良いかと思い、この本を紹介しました。
近藤剛弘先生のご冥福をお祈り申し上げます。