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薬の場所が光って見える?!

驚きました、メガネの端末を通すことで処方箋に書かれた処方薬の場所が光って見えるようになるシステムができているとは。。。

このシステムは、"シャンティ"という企業が開発したシステムで、現在神奈川県の薬局でテスト運用を行う予定になっているそうです。

流れとしては、、、

メガネ型端末をかけて、処方箋のQRコードを読み込む

薬のある方向を示す緑色の矢印が目の前に映し出される

薬の引き出しの場所が青白く光って見える

薬の引き出しには事前にICタグをつけておくことで、手に付けたセンサーが近づくと端末に"任務完了"と表示され、さらには取り出した薬の画像も残る

参考 : 株式会社 シャンティ http://shanti-robo.co.jp/

実際にサイトから端末を付けている状態が見られるのですが、う~ん、さすがにまだまだ大掛かりな端末なわけでして、あの状態で調剤室にいたらある意味患者さんの目を引き、話題性は抜群^^;

これらのシステムを使うことで調剤ミスの防止はもちろん、薬を渡した後の患者さんからの"薬が入っていた、入っていなかった"という出口のないループにはまるリスクは減ります。色々なメリットはあります。

(監査システムで監査台で薬を取りそろえた状態で画像保存ができるシステムは既に運用されていますが、なかなかすべての薬局でそれらを導入はしていません)

ただ、こういったシステムで患者さんに直接関わる時間が増えるのはとても良いことだけれども、反面、薬剤師の錠剤を集めるといった海外ではテクニシャンの方がやっている調剤だけに関わる部分はどんどん薬剤師いらずになってきてしまうのか、という不安があります。

監査だけではなく、処方箋を見て、調剤をしながら"あれ?この組み合わせいいの?"、"あれ?この患者さん、〇〇病院にもかかっていたよね、確認しないと"、などと処方箋を見ながら調剤をする中での気づきは沢山あります。

決して、処方箋に書いてある通りの薬を間違えずに出せばよい、という仕事ではないのです。

ちょうど今月号の週間東洋経済では"薬局の正体"と称して、ある意味一般の方が読んだら眉をひそめるような書き方をしてある部分もありますが、これが一部とはいえ意地の悪い見方であり、実際にそう思っている人がいるという現状なのかもしれません。

私は経営側の人間になったことがなく、あくまでも現場での業務のみに携わっていることで見えない部分もあるかと思いますが、逆にかれこれ20年弱働き続け、またこういったサイトを10年以上運用していることで感じることもあります。

私は薬剤師の仕事が好きで、困っている人に自分の知識が役に立つこと、フェイスtoフェイスで患者さんと話し、"聞けて良かった~"と言ってもらえたり、"(患者である)親を連れてくるだけでいっぱいいっぱいだけど、ここでお薬もらってお喋りできて、ほんと癒しになってます"と言われたりすること、手帳のおかげで一緒に飲んではいけない薬に気づき、患者さんとお互いに薬手帳のありがたさを感じたり、そういった人対人の関係に無上の喜びを感じています。

と同時にさらなる知識のブラッシュアプも含めての勉強をし続けなければ、と痛感します。

難しいIT化はよく分からないけれど、やっぱり最後は人対人

古臭い考えかもしれないけれど、ここにくれば相談に乗ってくれる人がいる、そんな風に思ってもらえるような薬剤師で居続けたいものです。

そんな薬剤師でありつつ、上手にリスクを回避できるシステムを活用していければまさにこれこそ鬼に金棒ですね!!



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