イナビル1回で完治はしません
2011・2012年、インフルエンザが猛威をふるっています
例年に比べると遅れて流行るB型が今季のインフルエンザではA型の患者さんよりは少ないものの発症している人がいるという点が特徴のように感じています。
そしてもう1つの特徴が治療薬が1回だけという吸入が普及してきたという点でしょう。
タミフルやリレンザは5日間内服もしくは吸入する必要があります。
それがイナビルでは1回吸入で終わってしまうので楽なことこのうえありません。(他にも点滴治療もできるようになりました)
が、ここで注意
1回の吸入で熱が下がっても、インフルエンザウイルスが体内からなくなったわけではありません
最低1週間は体内にウイルスがいて、他人へうつす可能性があることを覚えておいてください。
(そういった意識付けという点では1回の治療薬はあまりお勧めはできませんね・・・)
今年の爆発的な流行は香港A型という若い子供達には免疫がない型だったと言うのもありますが、この1回の治療で治って即出勤・登校した結果という気もなきにしもあらずなような気が個人的にします。
ということでちょっとだけ大袈裟なタイトルまでつけて注意喚起です
みなさんお大事に
*なお咳がひどい時には吸入薬はむせたりしがちなので飲み薬がお勧めです。
インフルエンザの驚異 |