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アクトスの報道について

2011年6月10日金曜日の夜のニュース、新聞報道で”糖尿病治療薬のアクトスが膀胱がん発症率が高いというデータが出たためにフランスでは処方差し止め(既に服用している患者に対しては主治医の判断が必要で相談前に中止すべきがではない)になった”という情報を耳にした方、いらっしゃいますか?


実は私はこの情報については土曜日に出勤し、朝一でアクトス販売元の武田からの情報を聞くまでは全く知りませんでした。

アクトスを飲んでいてこの報道を見た方はさぞ驚かれたと思います。

同じように情報は耳にしたものの病院は週末で休みだし…と悩んでいる方もいらっしゃるかも、と思い記事として取り上げることにしました。


6月11日現在の武田からの情報をもとにお伝えできることは2点


その1:現在アクトスを服用中の方は、絶対に自己判断で中止をしないこと

→将来的な膀胱がんの発症率は用量依存(服用している量に比例)、性差(男性のほうが高かった)ということですが、”いま現在”の血糖コントロールも非常に重要です。自己判断で中止し高血糖を起こしてしまっては危険です。必ず主治医と相談の上、検討してください。

その2:アクトスが含まれた薬は他にもあります。いわゆる配合剤という形で2種類を組み合わせた糖尿病の薬です。商品名はソニアス、メタクトの2種類です。これらを服用中の方でアクトスの報道が気になる方は、主治医に相談されることをお勧めします。

またアクトスにはジェネリックも販売されています。販売元は様々ですが”ピオグリタゾン”という商品名になっています。こちらもアクトスと同じものですので、ご注意を。

現在、アクトスと膀胱がんの関連については評価検討中です。


販売元の武田によるとすぐに発売中止ということは今の段階では決定しておらず、注意喚起という形になる可能性が高いようです。(あくまでも公表できる範囲での内容だと思いますが…)


危険な薬とすぐに決めて飲むのをやめるのではなく、現在問題なく服用できている方に関しては受診できる日までしっかり飲み、血糖コントロールを維持しておきましょう。



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