ネットで薬を買いますか?
私も普段から利用しているオンラインショッピング
我が家では主に日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場というキャッチフレーズを掲げている楽天ショップを主に利用していますが、自宅にいながらにして重いものや手に入りにくいものを玄関先まで運んでくれるサービスは”ありがたい”の一言です
そんなオンラインショッピングが浸透してきた背景の1つには、近所のお店では買いにくいものを密やかに(苦笑)買えるという点もあるのかもしれません
そんな買いにくいものや、なかなか買いに行く暇がないけれど、できるだけ早くてに入れたいものの1つにあがるのが医薬品
そんな医薬品のオンラインでの発売に待ったがかかりそうな予感がしている今日この頃
というのも先月厚生労働省より『薬事法施行の一部を改正する省令案』が発表され、このネットでの医薬品販売が規制強化される可能性が出てきたためです
薬剤師の立場からすれば、ネットでの購入はいわゆる買う側の”自己責任”にゆだねられる販売方法であり、注意喚起などの点から不安がないとは言い切れない販売方法ではあります
2009年春からはコンビニエンスストアなどで一部の医薬品の販売が解禁になるため、国は登録販売者の受験を推進していますが、登録販売者も一定の知識を学び試験に受かる必要(*)があります
(*2008.10現在、37都道府県の試験が終わった状態での合格率は70%弱といったところです)
国としてはせっかく2009年から運用する登録販売者をもっとうまく利用したい点もあるのでしょうが、薬剤師が常駐するオンラインショップでの医薬品販売とコンビニで登録販売者が行う医薬品販売とを激しく区分けしてしまうのも、利用者(客側)の立場としてはやや不便になることは否めません
現にオンラインショップでもきちんと細かい問診票を用意して薬剤師がきちんと確認したうえで販売しているお店もあるわけで、難しい・・・と唸ってしまう私です
この案件に対して厚生労働省は2008年10月16日まで、パブリックコメントを募集していました
全国各地から寄せられた意見により今後どんな展開になっていくのかしばらく眼が離せません
(*本来ならパブリックコメントの募集期間内にこの記事をアップしたかったのですが期日に間に合わず申し訳ありませんでした)
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