2008年に向けてジェネリック医薬品・その2
2007年4月22日の新聞で、2008年度に向けて後発医薬品を優先使用するよう改定審議が行われるという記事を読みました。
2007年現在は、処方箋の右下側に後発品への医師の同意の署名欄があるのですが、そこに医師の署名がないといくら患者さんが希望されていてもジェネリックを
お渡しすることはできません。
それが、2008年度に向けて今までの先発品優先の処方せんから、ジェネリックを優先する方向へ処方箋の様式を変更する審議が控えているようです。
つまり今のように後発品にする時に医師の署名が必要な方法から、先発品を選ぶ場合に医師が処方箋に理由を明記する方法へ変換をしようとしているのです。
高齢化に伴う医療費削減という経済効果としてはメリットになりますが、製薬会社の新しい薬の開発意欲の面で不安を感じますし、次々と新しい方法を取り入れる前にジェネリックの環境(流通や製品の質など)を整えるのが先決なのではないか、と思ってしまいます。
また世の中には色々な病気があり、患者数が非常に少ない病気に対する治療薬もあります。
こういった薬の開発が今後勇み足になってしまっては、医療という面からはマイナス以外なにものでもありません。
決してマイナス方向に進まないような結論が望まれるところです。
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