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不思議な夜

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これは今から6年前のある秋の日のお話・・・

当時祖父は入退院を繰り返していて、今回の入院が最後の入院になるだろう、と言われていたあの頃。

よほどの緊急事態でなければそうそう当直を他の人に代わってもらうことも出来ず、私は通常通りにその日も当直業務についていました。

当直明けにはいつものように祖父の所へ行こう、と思いながら・・・。

”さぁ、日付も超えたし、一段落したからここらで寝ておこうかな”

そんな風に思いつつ、目に付いたのは関連病院の電話番号表。

実は祖父は私の勤め先と同系列病院に入院していたので、直接病棟へかけられる電話も分かってしまうんです。

”でもこれは公私混同。こんな時間に患者家族から様子伺いの電話なんてもらったら迷惑だよね”

と思いながら、眠りにつきました。

いつもなら何度か起こされる当直業務なのに、その日に限っては朝まで起こされることもなく、いつもよりしっかり寝られたくらいの朝、1本の外線電話がなりました。

”おじいちゃんが亡くなったの”

母からの電話でした。

祖父が亡くなった時間は、私が祖父の入院先に電話をかけようかどうか、と思っていたあの時間。

そして丁度入院先の病院でも、その時間帯に看護師さんが私に電話をするかどうか母達に聞いてくれていたようです。

当直が明けて帰宅すると、葬儀会社の方達との準備が待っていました。

いつもなら帰宅後シャワーを浴びて軽く食事をするや否や寝てしまう私ですが、この日は起こされることなく寝ていたため、昼寝を省略して体調の悪い祖母の代わりに母と一緒に準備を進める事が出来ました。

単なる偶然かもしれないけれど、”おじいちゃんが教えてくれたんだ”と私には思えて仕方なかったです。

可愛がっていた怖がりな孫に、怖がらせないように教えてくれたんだね。おじいちゃん、ありがとう。

毎年この時期になると思い出す不思議な夜の話でした・・・。



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