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花粉症・飲み薬(内服薬)

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花粉症、もはや国民病のような風物詩のようなやっかいな症状です。

この花粉症の発症の仕方は、体内に花粉が入り、マスト細胞(別名:肥満細胞ですが、体重の肥満とは無関係)という細胞に作用して、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出させ、これらが鼻の血管を刺激したりするために、鼻水や痒みなどの症状が出ます。

内服薬はこれらのマスト細胞から放出された化学伝達物質を押さえ込んだりすることで、症状を緩和してくれます。

いくら早めに薬による治療を受けていても全く症状がでないわけではありません。

でも100より、99、70の苦しみ削減を目標に治療は進められています。

今回は花粉症として、内服薬(医療用)について取り上げます。

■飲み薬の特徴・注意点

主に使われる薬をおおまかに分類して表にしてみました。少し専門的な分類になっていますが、特徴を中心に見ていただければ、と思います。

*()内は、前出の薬と同じ成分です。ゼスラン=ニポラジンとなります。

●抗ヒスタミン薬(第1世代)

商品名)ポララミン・タベジール・レスタミン・ゼスラン(ニポラジン)

特徴)くしゃみ、鼻水に即効性 眠気・のどの渇き(口渇)が出やすいです。他には消化器症状の副作用がでることがあります。前立腺肥大の方や、一部の緑内障の方には使えません。

●抗ヒスタミン薬(第2世代)

商品名)エバステル・ジルテック・アレロック・クラリチン

特徴) 眠気・口渇が少ないが即効性はありません。

十分な効果がでるまでに約2週間必要なので、シーズン初期から服用したり、他の薬と合わせて飲むことがあります。

●抗アレルギー薬(塩基性)

商品名)アゼプチン・アレジオン(アルピードなど)・セルテクト・アレグラ・ザジテン

特徴) 抗ヒスタミン作用をもつため眠気がでやすく、症状への即効性はありませんので、早めの服用がお奨めです。


●抗アレルギー薬(酸性)

商品名)ソルファ・アレギサール(ペミラストン)・リザベン

特徴)花粉の他、喘息等にも用いられますが、いずれの場合も即効性はありません。 十分な効果がでるまでに約2週間必要なので、シーズン初期から服用したり、他の薬と合わせて飲むことがあります。

尚、リザベン・アレギサール(ペミラストン)は催奇形性(骨格奇形)があるため、妊婦は服用できません。

●ロイコトリエン受容体拮抗薬

商品名)オノン

特徴)鼻づまりに有効 通年性のアレルギー性鼻炎の鼻詰まりについて効果があると認められています。花粉症の鼻詰まりにも用いられています。

十分な効果がでるまでに約2週間必要なので、シーズン初期から服用したり、他の薬と合わせて飲むことがあります。

●トロンボキサン受容体拮抗薬

商品名)バイナス

特徴)鼻づまりに有効ですが、オノン同様即効性はありません。

●抗ヒスタミン+ステロイド配合

商品名)セレスタミン

ひどい症状に効果がありますが、眠気もでやすいです。原則短期間若しくは症状がでた時のみの使用にとどめる薬です。

●漢方

商品名)小青竜湯(しょうせいりゅうとう)・葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)・麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)

特徴)体質改善目的で長期処方されるケースや妊婦への処方としても使われることがあります。

花粉症以外の症状に対しても処方されることあります。

いずれの薬の症状に合わせて組み合わせて処方されることもあります。

指示を守って、しっかり予防しましょう!



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