薬剤師ゆうの薬の話薬の話~症状~

耳鳴りについて

なかなか治りにくく、現状より悪くしないのを基本とする、といった場合もあるのが”耳鳴り”

寝る前や静かな場所ほど、聞こえてくる微妙な音は不愉快なものです

耳鳴りには様々な原因があります。


大きく分けると病気によるものと原因がはっきりしないもの


病気によるものは、腫瘍やその腫瘍が圧迫することで血流が拡大して聞こえたり、耳下から顎にかけての筋肉の異常運動によるもの、また単に耳垢がたまっているだけだったり、中耳炎や外耳炎だったりすることもあります。


また時には高血圧で耳鳴りをおこした、イヤホンで大きな音を聴き続けてきた結果耳鳴りがでたというケースにも出会ったことがあります。


病気が原因だといっても、たとえば中耳炎が慢性化してしまい耳が聞こえにくくなった、という場合は完全な治癒が難しいこともあり100%完全に治るとまではいえませんが、元の病気によっては、治りやすい耳鳴りもあります。


一方、自分では確実に音は聞こえるもののはっきりとした原因が分からない、たとえばめまいを伴うメニエールや加齢、また心理的な要因で耳鳴りを起こすケースがあります。


メニエールに関しては治療方法はあるものの、めまいは治まっても、耳鳴りだけが残ってしまったという方もいます。

(*メニエール:内耳にリンパ液がたまり、平衡感覚や聴力が機能しにくくなり、主にめまいや耳鳴りが症状としてでます)

こちらのケースでは原因、理由が分からないということから、ジレンマに苦しみ、あきらめつつも現状を受け入れざるを得ない方が大勢います。


じゃあどうするのか


まずは耳鼻咽喉科では検査を行います。


聴力テストや平衡感覚など検査を行うことで、原因となりえる病気を除外していきます。


ストレスなどが原因と考えられている突発性難聴の場合は素早いステロイド治療が必要ですが、原因がない耳鳴りの場合でもビタミン剤などをはじめとした薬を処方されることがあります。

(薬については別エントリーにします)


そして薬以外で大事なのは、日常生活です。


過大なストレス、激務は禁物


できるだけ体を休めておけると良いですね。


また静かになると耳の中の音が気になりやすくなってしまうので、静かなBGMを寝付くまでタイマーでかけておく、といった方法を慢性期(病気になりたての時期ではなく、その症状が落ち着いてきた時期)にとることもある、と知り合いの耳鼻科医から教えてもらいました。


同医師によると、注射などの治療方法もあることにはあるそうですが、決定的な治療法とはなっていないとのことです。(もちろん、こういった治療でよくなる方もいますので否定はしません)


つらいのですが、日常生活に支障がでない程度に抑えていくことも、原因不明の耳鳴りには必要になってきます。


万が一、聞こえてくる音が変わったり、音が強くでるようになったりした場合、また耳鳴りが続いている間は症状変化にとわず、定期的に受診し、診察、検査を受けることを強く勧めます。

とこのエントリーを用意していたところ、2008年1 月7日に歌手の浜崎あゆみさんが内耳障害で左耳がほぼ聞こえにくくなっている状態というニュースをみました

歌手をはじめ、大音響の中で仕事をしている方にとってこういった耳のトラブルはある意味職業病になってしまうのかもしれませんね・・・

それでもプロとして歌い続けるという彼女のプロ根性に惚れたと同時に、少しでも休められる環境に自分をゆだねられる彼女の自分への甘えを許す気持ちが出てくるといいな、と願っています

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耳鳴りについて

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なかなか治りにくく、現状より悪くしないのを基本とする、といった場合もあるのが”耳鳴り”

寝る前や静かな場所ほど、聞こえてくる微妙な音は不愉快なものです

耳鳴りには様々な原因があります。


大きく分けると病気によるものと原因がはっきりしないもの


病気によるものは、腫瘍やその腫瘍が圧迫することで血流が拡大して聞こえたり、耳下から顎にかけての筋肉の異常運動によるもの、また単に耳垢がたまっているだけだったり、中耳炎や外耳炎だったりすることもあります。


また時には高血圧で耳鳴りをおこした、イヤホンで大きな音を聴き続けてきた結果耳鳴りがでたというケースにも出会ったことがあります。


病気が原因だといっても、たとえば中耳炎が慢性化してしまい耳が聞こえにくくなった、という場合は完全な治癒が難しいこともあり100%完全に治るとまではいえませんが、元の病気によっては、治りやすい耳鳴りもあります。


一方、自分では確実に音は聞こえるもののはっきりとした原因が分からない、たとえばめまいを伴うメニエールや加齢、また心理的な要因で耳鳴りを起こすケースがあります。


メニエールに関しては治療方法はあるものの、めまいは治まっても、耳鳴りだけが残ってしまったという方もいます。

(*メニエール:内耳にリンパ液がたまり、平衡感覚や聴力が機能しにくくなり、主にめまいや耳鳴りが症状としてでます)

こちらのケースでは原因、理由が分からないということから、ジレンマに苦しみ、あきらめつつも現状を受け入れざるを得ない方が大勢います。


じゃあどうするのか


まずは耳鼻咽喉科では検査を行います。


聴力テストや平衡感覚など検査を行うことで、原因となりえる病気を除外していきます。


ストレスなどが原因と考えられている突発性難聴の場合は素早いステロイド治療が必要ですが、原因がない耳鳴りの場合でもビタミン剤などをはじめとした薬を処方されることがあります。

(薬については別エントリーにします)


そして薬以外で大事なのは、日常生活です。


過大なストレス、激務は禁物


できるだけ体を休めておけると良いですね。


また静かになると耳の中の音が気になりやすくなってしまうので、静かなBGMを寝付くまでタイマーでかけておく、といった方法を慢性期(病気になりたての時期ではなく、その症状が落ち着いてきた時期)にとることもある、と知り合いの耳鼻科医から教えてもらいました。


同医師によると、注射などの治療方法もあることにはあるそうですが、決定的な治療法とはなっていないとのことです。(もちろん、こういった治療でよくなる方もいますので否定はしません)


つらいのですが、日常生活に支障がでない程度に抑えていくことも、原因不明の耳鳴りには必要になってきます。


万が一、聞こえてくる音が変わったり、音が強くでるようになったりした場合、また耳鳴りが続いている間は症状変化にとわず、定期的に受診し、診察、検査を受けることを強く勧めます。

とこのエントリーを用意していたところ、2008年1 月7日に歌手の浜崎あゆみさんが内耳障害で左耳がほぼ聞こえにくくなっている状態というニュースをみました

歌手をはじめ、大音響の中で仕事をしている方にとってこういった耳のトラブルはある意味職業病になってしまうのかもしれませんね・・・

それでもプロとして歌い続けるという彼女のプロ根性に惚れたと同時に、少しでも休められる環境に自分をゆだねられる彼女の自分への甘えを許す気持ちが出てくるといいな、と願っています



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