薬剤師のなりかた
薬剤師になりたいと思った方、また興味がでてきた方。では、どうやったら薬剤師になれるのか、ここでは薬剤師になるまでの流れをご紹介。
①薬学部入学(6年制)
平成18年度より6年制になりました。授業料はもちろん、教科書代やらなんやらでお金がかかります。自分だけでなく、家の経済状態もみながらよく相談して、決めてください。もちろん、奨学金制度もあります。
②薬学部卒業
まずは各学年をつつがなく?終え、卒業試験を突破してください。卒業資格がないと国家試験の受験資格がもらえません。
③国家試験受験(年1回)
卒業式が終わった3月の週末2日間にかけて行われます。午前・午後のマーク試験です。とはいえども、全ての答えがわからないと回答できない問題で苦しめられます・・・。
受験資格者(薬剤師法 第15条)
①学校教育法の基づく大学(短期大学を除く)において薬学の正規の過程を修めて卒業した者
②外国の薬学校を卒業し、または外国の薬剤師免許を受けたもので厚生労働大臣が前号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した
④国家試験合格!
もう一歩です。薬剤師の免許は薬剤師国家試験に合格した者に対して与える(薬剤師法 第3条)
⑤薬剤師名簿登録
都道府県を介して厚生労働省の薬剤師名簿に登録することで、初めて薬剤師として働くことができます。
この登録の際には所定の金額(2004年度現在3万円)の他に医師の診断書等が必要です。
尚、視覚・精神機能の障害者の方は免許を申請する時に卒業前に実務実習を終了したことが確認できる書類が必要です。
⑥保険薬剤師登録
調剤業務につく場合は、都道府県の社会保険事務所にて“保険薬剤師”の登録が必要です。(無料)
病院の薬剤部に勤務する場合は、必要ありません。保険調剤をしている薬局で調剤を行う薬剤師として働く場合にはこの保険薬剤師登録が必要です。
いかがですか?まだまだ認知度の低い薬剤師ですが、働くまでにはこれだけの流れがあります。
また他にも免許剥奪になる場合など様々な法があります。免許取得後の試験は医師・看護師などと同様ありません。
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