百日咳
今日の話題は、百日咳
報道で百日咳の流行か?!なんていう記事を見聞きした方もいるかもしれませんね
私も先月風邪症状で受診したところ、百日咳が流行っているから2週間しっかり薬(抗生剤、咳止め、短切り)を飲むように言われてしまいました(トホホ・・・)
結局私の場合は百日咳ではなかったのですが、百日咳とはいったいどんな病気なのでしょう?
その名から想像できる通り、症状は咳
実際には完治まで2か月近くかかる場合もあるくらい、まさに100日間咳が続くのか?というくらい長引く咳が特徴的な症状です
原因は百日ぜき菌
この菌はくしゃみなどを通じて空気感染しますので、百日咳にかかわらず、咳やくしゃみの時には自分のためにも、相手のためにもマスクをつけましょう
小さい頃に予防接種を受けていても、大人になるにつれて抗体(菌が入ってきた時にその菌を異物として排除しようと働く力)が弱まっていることもあり、一部の地域で流行りだすと、患者さんが増大する可能性があります
最初は微熱やくしゃみ、鼻水、咳といった風邪症状と同じなので分かりにくいのですが、咳が止まらず、どんどんひどくなり、ヒューヒューといった息苦しさを伴う何度もくりかえす咳が続くようになってきます
特に気温が下がり、布団の温かさを感じる夜に咳発作がひどくなることがありますし、また咳の強さから嘔吐を引き起こすこともありますので、特に小さなお子さんでは要注意です
治療としては、抗生剤です
それもマクロライド系と呼ばれる抗生剤が有効です
咳が治まっても菌が残っているので、しばらく飲み続けることになるので、おなかが弱い人は予め医師に伝えて整腸剤などを一緒に処方してもらうと良いでしょう
他には、咳止め、痰切りや消炎剤など症状に合わせて処方されます
咳がひどく、食事や水分もとりにくい場合は点滴治療をうけることもあります
もちろん食欲がある場合には食事をとってもかまいませんが、なんせ咳が続いているときですから、一気に食べてしまうと咳こんでしまい苦しい思いをすることにもなりかねません
少しずつ、ゆっくりと消化に良い薄味の、喉に刺激がないものを時間をかけて食べるようにしてみてくださいね
水分をとる時も同じようにゆっくりとなめるように飲んで、脱水を予防してください
2008年は百日咳の流行ペースが速いと報告されています。
軽い風邪かな、と思っても咳が続く場合には、マスクをして病院へ行きましょう
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