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薬剤師6年制・その1

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【注意】あくまでも私見です。(2005年11月記載)

2007年度(2006年度入試から制度適応)より薬学部が4年制から6年制に移行のニュースは目が離せない。

まず謎その1は、4年制の薬学部も継続させる予定。(1月16日の中央審議会より)
*但し、これも将来的には廃止される可能性もあり。

なんで?

答えは、薬学研究者を育てること。教育者育成のための4年制?

ちなみに、この4年制と6年制は、なんと大学受験の時に自分で決めるそうな。
そんな、無茶な!!
(一部の大学で入学後に振り分け申請を出したところ、原則、文部省は却下)

18歳かそこらで、研究職になるか、薬剤師になるかなんて決められるのかい?

途中で方針転換したくてもできなかった友人を学生時代に見ているからこそ、よけいに無茶、と思うのかもしれないが。(ちなみにその友人は親の希望でひとまず薬学部は卒業したけれど、国家試験は不合格、2度と受験はせず、今はスポーツジムのインストラクターとして活躍中)

さらに、謎なのが、平成22年度からは薬剤師国家試験の受験資格は、原則6年制卒業者に認められ、経過措置の間は4年制の学部を卒業し、さらに2年間の修士課程を修了すれば受験資格が得られるらしい。

ということは、4年制を出ても単なる”薬学士”であって、薬剤師になることができない!!

”薬学部でました、でも薬剤師じゃないです”これって、国家試験に落ちたみたいに思う人もいるんじゃないかい?邪推しすぎ?

某予備校の調査では、6年制に伴い薬学部人気にかげりがでてきたとのこと。

そりゃそうだろう。

まだまだ混沌としているし、もっと現実的に言えば、経済的な問題は大事。

私自身も6年制だったら私学には進学できなかった。

まだまだ、今後どうなるかわからない4年制、6年制の存在はこれからのニュースを見守るとして・・・。

なぜ、6年制かというと、最大にして唯一?の理由は臨床実習を目的。

4年制では、机上の勉強が精一杯で、実習は2週間がマシ。

最近では1、2年生の頃から、段階を経て病院・調剤薬局実習などを経験したりしているが、それでもやはり”お客さん”感は否めない。

でも、この2年間に増えた実習経験が案外就職の時に曲者な気がする。

もちろんこれからの薬剤師レベルの向上のために、大学病院等できちんとカリキュラムにのっとた臨床自習が行われるのは大賛成。お金払って受けられるなら、私も受けたいくらい。

でも就職先は?

院外処方箋のこのご時世。臨床経験を積めるような病院、それも大学病院クラスの薬剤師募集はほとんど滅多にみられない狭き門。(退職者がでても、補充しないでいる病院薬剤部の現状・・・)

臨床実習で学んだことは、決して活かされないわけではないけれど、調剤薬局でそこまでつっこんだ話は難しいのも現状。どれだけ薬剤師のスキルが活かせるかは、個人と薬局経営者の考え、そして世間の認識によるものか。

さらに、不思議なのは、今後薬剤師の人余り状態が一部では予測されているのに、雨後の竹の子のように次々と薬学部が出来ているこの現状。

確かに、余っているのは一部であって、地方、ドラックストアなどではしょっちゅう募集をかけているけれど、それだけの教育をうけてきた新卒が納得して、勤められるものなのか?

変革をとげようとしている薬剤師の世界。

4年制卒の自分としては、ますます自己研鑽に励まねば・・・。

ついでに・・・

社会人となって学生実習を担当したり、現場に出ているうちに思い始めたのは、

頭がいい薬剤師≠患者さんのためになる薬剤師

返事もろくにできない、挨拶もできない、反応が薄い、他人の立場を想像できない、い~っぱい知識としての頭がいい、そしてプライドの高い薬剤師をみてきた。

こんな薬剤師嫌だ。

同じ人間じゃないし、同じ病気を体験しない限り、患者さんと同じ立場にはなれないけれど、想像することはできるはず。
極論を言えば、それをしない人間は、医療に携わるだけ患者さんも本人も不幸だと思う。

勉強ももちろん大事。でも、もっと心理的な面、コミュニケーションに関する訓練を薬学部で行っていっても良いと思う。

体験入院なんかもいいと思うし、調剤薬局で長時間待たされる気持ちも味わったほうがいいと思う。

絶対、その経験は無駄にならないから。

皆さん、薬学部6年制、どう思いますか?



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