薬剤師ゆうの薬の話薬剤師の仕事

番外編)登録販売者

薬を扱うという点から何度か当サイトにも問い合わせがあった仕事が"登録販売者"


国家資格である"薬剤師"とは異なる資格ですが、薬学部卒業した場合でも受験可能ですし、興味がある方が多いようですので、番外編として私が分かる範囲でお知らせしておきます

まず登録販売者とは以前あった薬種商という資格が廃止される代わりに新設された資格です


そしてその業務内容は、今まで薬剤師にしか認められていなかった薬の一部をこの登録販売者が販売することが可能になりました

ドラッグストアなど、なかなか薬剤師の確保が難しかったところでは、この登録販売者の有資格者を確保することで、必要な人材の確保はでき、かつ人件費は抑えられるというメリットはあるでしょう

(薬剤師にしか販売が認められていない市販薬を置かなければ、より一層メリットは高いでしょう)


そして気になる受験資格ですが、いくつかの条件によって、一部実務免除などがあるようですので、詳しくは各都道府県で最新情報の確認をお願いします


簡単に記載すると

①高卒かつ1年間の実務経験がある者(メーカー、卸は除外)

②4年制、6年制の薬学部卒業者

③実務経験4年以上(各月80時間以上の勤務時間が必須)

④その他、都道府県が認めた場合など...

と比較的実務経験者を重視した試験対象ではないでしょうか?

⇒受験資格変更が2015.4.1施行予定です。今後、受験資格不問となり、実務経験も不問となります。つまりは誰でも受けられる資格試験。。。


試験単位は都道府県単位で行われますが、どこの都道府県でも受験することは可能です。

(合格後は従事する都道府県に対して登録申請をします)

合格目安は70%


(*東京都の第1回の試験合格率は82.3%とかなり高い合格率でした)

受験料は都道府県ごとに異なりますが、大体15000円前後といったところになっているようです


試験範囲は


1、薬事に関する法規と制度 (20問)   
       
2、医薬品に共通する特性と基本的な知識 (20問)   

3、人体の働きと医薬品 (20問)        
       
4、主な医薬品とその作用 (40問)     
        
5、医薬品の適正使用と安全対策 (20問)        

これらを4時間で解いていきます

勉強法としては、各種テキストなども続々と発売されていますので、独学で行う方もいれば、学校へ通う方法、通信教育で学ぶ方法があります


いずれの場合も働きながらの勉強になるかと思いますので、ご自身にあった方法をご自身で選んでください


(*時々どうやって勉強すればいいですか?と聞かれますが、私自身受験していませんので、具体的なアドバイスはできませんので...)

これから市販薬はどんどんこういった登録販売者へひらかれた存在になっていくのかもしれません

私達薬剤師も、薬剤師ならではの知識をもっと上手に生かしていかないといけないのかもしれませんね

【なお、このエントリーをもちまして、メールによる登録販売者のお問い合わせは今後は一切お答えしませんのでご了承ください。詳細は各都道府県で確認されることをお勧めします】


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番外編)登録販売者

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薬を扱うという点から何度か当サイトにも問い合わせがあった仕事が"登録販売者"


国家資格である"薬剤師"とは異なる資格ですが、薬学部卒業した場合でも受験可能ですし、興味がある方が多いようですので、番外編として私が分かる範囲でお知らせしておきます

まず登録販売者とは以前あった薬種商という資格が廃止される代わりに新設された資格です


そしてその業務内容は、今まで薬剤師にしか認められていなかった薬の一部をこの登録販売者が販売することが可能になりました

ドラッグストアなど、なかなか薬剤師の確保が難しかったところでは、この登録販売者の有資格者を確保することで、必要な人材の確保はでき、かつ人件費は抑えられるというメリットはあるでしょう

(薬剤師にしか販売が認められていない市販薬を置かなければ、より一層メリットは高いでしょう)


そして気になる受験資格ですが、いくつかの条件によって、一部実務免除などがあるようですので、詳しくは各都道府県で最新情報の確認をお願いします


簡単に記載すると

①高卒かつ1年間の実務経験がある者(メーカー、卸は除外)

②4年制、6年制の薬学部卒業者

③実務経験4年以上(各月80時間以上の勤務時間が必須)

④その他、都道府県が認めた場合など...

と比較的実務経験者を重視した試験対象ではないでしょうか?

⇒受験資格変更が2015.4.1施行予定です。今後、受験資格不問となり、実務経験も不問となります。つまりは誰でも受けられる資格試験。。。


試験単位は都道府県単位で行われますが、どこの都道府県でも受験することは可能です。

(合格後は従事する都道府県に対して登録申請をします)

合格目安は70%


(*東京都の第1回の試験合格率は82.3%とかなり高い合格率でした)

受験料は都道府県ごとに異なりますが、大体15000円前後といったところになっているようです


試験範囲は


1、薬事に関する法規と制度 (20問)   
       
2、医薬品に共通する特性と基本的な知識 (20問)   

3、人体の働きと医薬品 (20問)        
       
4、主な医薬品とその作用 (40問)     
        
5、医薬品の適正使用と安全対策 (20問)        

これらを4時間で解いていきます

勉強法としては、各種テキストなども続々と発売されていますので、独学で行う方もいれば、学校へ通う方法、通信教育で学ぶ方法があります


いずれの場合も働きながらの勉強になるかと思いますので、ご自身にあった方法をご自身で選んでください


(*時々どうやって勉強すればいいですか?と聞かれますが、私自身受験していませんので、具体的なアドバイスはできませんので...)

これから市販薬はどんどんこういった登録販売者へひらかれた存在になっていくのかもしれません

私達薬剤師も、薬剤師ならではの知識をもっと上手に生かしていかないといけないのかもしれませんね

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