薬剤師ゆうの薬の話薬剤師の内緒の話

寝てるんです・・・

【注意】あくまでも私見です。

草木も眠る丑三つ時。ヒタヒタと聞こえてくる足音。その先を照らすのは一筋の細い光・・・

「ピンポーン」

”なっ、なんだぁ??”と慌てて頭を上げる私。

そう、今は当直中。

白衣の前ボタンを止めるのももどかしく、爆発している頭とむくんだ顔で慌てて窓口に顔をだす私。

開口一番、「薬剤師さんって寝てるんですかぁ?」

うっ、そんな責めるような目で語尾を上げて言われると怒られているみたい・・・、と思いつつ

”はい、寝てます”と言い切る私も可愛くないよなぁ。

でもさ、”○時以降は電話してから来る”っていう院内のルールがあるんだからさ、それを守らなかったことを棚に上げて、そんなに体全体でムッとされてもどうしようもないさ。

こちとら夜勤じゃなくて26時間近くの連続勤務なんですよ・・・。


基本的に当直業務をしている薬剤部がある大体の病院では、夜間用事がある時は予め電話連絡をもらうようになっているのは、寝てるからなんです~!!

恵まれた薬剤部以外、朝から働いているのよ~!

1時間ごとに起こされてると、最後は気持ち悪くなって、寿命を縮めて働いている気分になっちゃうんだから。

トイレだって第6感を信じて、ダッシュで行って帰ってくるんだから!

そして朝にはいつもの倍にむくんで化粧のりがすごぶる悪い顔と汗臭い体の出来上がり~♪

すいません、ちょっとハイテンションでした・・・。

え~、話を戻してっと・・・。

一部の大学病院では薬剤師も夜勤体制をとっているところがありますが、私の知っている限り少数派。

夜勤だと夕方から翌朝勤務なので体は楽な反面、必ず昼間はその分の人数が不足するわけで人手不足の薬剤部ではそういった体制になるのは、難しい。

大体の病院では、朝から翌朝までの勤務。

中には自分で午前半休とって当直に備える人もいるけれど、私は貴重な休みを当直の体力温存に使うのは勿体無くて、体調不良の時の当直以外ではやったことなし。

最初病院勤務を希望したとき、何よりも睡眠を確保したがる私がこの当直のことはさほど考えてはいなかったのは、入ると思ってなかったから。

だからいざ秋から当直が始まるとわかるや、大いにびびりまくり。

夜更かしが苦手~、起きていられるかなぁ、な~んて甘っちょろいこと言っても”だからなに?”といわれるのがオチ。

でもいざ当直業務をやると、起きていられるかといった心配はあっという間に消失。

それよりも、一度眠りに入ってから連続で起こされて、神経が高ぶってしまった状態がきつかった・・・。

電話の音で心臓がびくっびくっと大きすぎる鼓動をたててしばらくは動悸が収まらないし、ついつい当直明けの自宅で受けた電話相手に”はい薬剤部○○です”と思わずハキハキ喋っちゃうし。(あっ、これは関係なかった)

患者さんを直接「診ない」薬剤師であっても、それなりに全ての調剤や業務を1人でやったりと要所要所、緊張感で神経がピーンと張っている状態であったわけです。

電話を聞き逃してるんじゃないか、と噂されたこともあるくらい比較的私は寝られることがあったけれど、1時間ごとに起こされたり、夜中に患者さんからの電話につかまり、話をまとめようとするとまた一番最初にもどって延々と2時間近く付き合ったこともあれば、医師と一緒に患者がもちこんだというか胃に入れ込んだ薬の正体を調べたり、解毒方法を探したりとしたこともあったなぁ。

時には廊下から何を言っているのか分からないけれど大声を出されてドアをどんどん、ドアノブをガチャガチャされて恐怖のあまり警備員さんを呼んでしまった夜もあったなぁ(ちょっとした患者さんのハプニング)

なんていうか夜いると同じ時間帯で働いているスタッフの連帯感のようなものがあったんだなぁ。

とまあ、私にとっては今は昔の話であっても、今もこの瞬間、働いている薬剤師がいるわけです。

是非、病院で働いている貴方、薬剤部に行く前には必ず電話をする、といった院内の約束があったら、お願いですから電話してから来てください。薬剤師、寝てるんですよ・・・。

と当時声を大にして言い切れてなかったこれが今回一番言いたかったこと・・・。

当直の話のリクエストも結構あるので、それについてはまた今度。

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【注意】あくまでも私見です。

草木も眠る丑三つ時。ヒタヒタと聞こえてくる足音。その先を照らすのは一筋の細い光・・・

「ピンポーン」

”なっ、なんだぁ??”と慌てて頭を上げる私。

そう、今は当直中。

白衣の前ボタンを止めるのももどかしく、爆発している頭とむくんだ顔で慌てて窓口に顔をだす私。

開口一番、「薬剤師さんって寝てるんですかぁ?」

うっ、そんな責めるような目で語尾を上げて言われると怒られているみたい・・・、と思いつつ

”はい、寝てます”と言い切る私も可愛くないよなぁ。

でもさ、”○時以降は電話してから来る”っていう院内のルールがあるんだからさ、それを守らなかったことを棚に上げて、そんなに体全体でムッとされてもどうしようもないさ。

こちとら夜勤じゃなくて26時間近くの連続勤務なんですよ・・・。


基本的に当直業務をしている薬剤部がある大体の病院では、夜間用事がある時は予め電話連絡をもらうようになっているのは、寝てるからなんです~!!

恵まれた薬剤部以外、朝から働いているのよ~!

1時間ごとに起こされてると、最後は気持ち悪くなって、寿命を縮めて働いている気分になっちゃうんだから。

トイレだって第6感を信じて、ダッシュで行って帰ってくるんだから!

そして朝にはいつもの倍にむくんで化粧のりがすごぶる悪い顔と汗臭い体の出来上がり~♪

すいません、ちょっとハイテンションでした・・・。

え~、話を戻してっと・・・。

一部の大学病院では薬剤師も夜勤体制をとっているところがありますが、私の知っている限り少数派。

夜勤だと夕方から翌朝勤務なので体は楽な反面、必ず昼間はその分の人数が不足するわけで人手不足の薬剤部ではそういった体制になるのは、難しい。

大体の病院では、朝から翌朝までの勤務。

中には自分で午前半休とって当直に備える人もいるけれど、私は貴重な休みを当直の体力温存に使うのは勿体無くて、体調不良の時の当直以外ではやったことなし。

最初病院勤務を希望したとき、何よりも睡眠を確保したがる私がこの当直のことはさほど考えてはいなかったのは、入ると思ってなかったから。

だからいざ秋から当直が始まるとわかるや、大いにびびりまくり。

夜更かしが苦手~、起きていられるかなぁ、な~んて甘っちょろいこと言っても”だからなに?”といわれるのがオチ。

でもいざ当直業務をやると、起きていられるかといった心配はあっという間に消失。

それよりも、一度眠りに入ってから連続で起こされて、神経が高ぶってしまった状態がきつかった・・・。

電話の音で心臓がびくっびくっと大きすぎる鼓動をたててしばらくは動悸が収まらないし、ついつい当直明けの自宅で受けた電話相手に”はい薬剤部○○です”と思わずハキハキ喋っちゃうし。(あっ、これは関係なかった)

患者さんを直接「診ない」薬剤師であっても、それなりに全ての調剤や業務を1人でやったりと要所要所、緊張感で神経がピーンと張っている状態であったわけです。

電話を聞き逃してるんじゃないか、と噂されたこともあるくらい比較的私は寝られることがあったけれど、1時間ごとに起こされたり、夜中に患者さんからの電話につかまり、話をまとめようとするとまた一番最初にもどって延々と2時間近く付き合ったこともあれば、医師と一緒に患者がもちこんだというか胃に入れ込んだ薬の正体を調べたり、解毒方法を探したりとしたこともあったなぁ。

時には廊下から何を言っているのか分からないけれど大声を出されてドアをどんどん、ドアノブをガチャガチャされて恐怖のあまり警備員さんを呼んでしまった夜もあったなぁ(ちょっとした患者さんのハプニング)

なんていうか夜いると同じ時間帯で働いているスタッフの連帯感のようなものがあったんだなぁ。

とまあ、私にとっては今は昔の話であっても、今もこの瞬間、働いている薬剤師がいるわけです。

是非、病院で働いている貴方、薬剤部に行く前には必ず電話をする、といった院内の約束があったら、お願いですから電話してから来てください。薬剤師、寝てるんですよ・・・。

と当時声を大にして言い切れてなかったこれが今回一番言いたかったこと・・・。

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