薬剤師ゆうの薬の話 » 市販薬の話 » トランシーノ

トランシーノ

Comment(0)» Trackback(0)»

”UVケアをしても、美白ケアをしても広がるシミ、それ肝斑かもしれません”という”トランシーノ”のCMがついつい気になる紫外線過多になってくるこの時期


今回は”トランシーノ”のお話です


正直この薬が市販薬として発売された時の私の感想は”うまいことやったなぁ・・・”


まるで”シミに効くよ!”っていうイメージを植え付けようかとするかのごとくCMの白さ


でも、よ~く成分を見てみると”なんだ、トラネキサム酸じゃん”


他にも成分が含まれているとはいえかなりお高い価格設定になってるのも気になったりして・・・


医療用医薬品では商品名トランサミンなどで発売されており、、風邪をひいた時や出血した時に飲んでいる方もいるハズ


でもこの医療用のトランサミンは残念なことに色素沈着改善などといったシミに関連するような保険適応が認められていないのです


とはいえ、肝斑をはじめ色素沈着を改善したりするなどの効果が知られているため、一部の皮膚科医やレーザーなどでシミ治療を行う医療機関では保険適応外として、このトラネキサム酸がビタミンCなどと一緒に処方されています

そしてこの医療用成分を肝斑に限って飲めるように、と市販薬として発売されたのがトランシーノです

医療用では保険適応外なのに市販薬で認められるという道のりを考えればメーカーの努力はものすごいものだったと思いますが、あくまでも肝斑のみの適応です


ドラッグストアでの店頭でも、薬剤師側でも肝斑チェックを行うことができますが、簡単に肝斑の特徴を述べておきましょう


・頬骨に沿って左右対称に、眼の周りを避けてできる薄い褐色
・30~40代に多く見られ、高齢者では見られない


皮膚科医でも順序を追って病名をつけていくシミなので、判断がつきにくい場合も多々あると思います

購入の際には必ず薬剤師の説明を受けてから購入してください


(*このトランシーノ購入の際は薬剤師からの説明を受ける必要がありますし、薬剤師は説明する義務があります)


発売元の第一三共ヘルスケアによると、このトランシーノの服用期間は2ヶ月間


この2か月というのは効果が表れるのに2か月あれば充分、という臨床結果に基づいているとのこと

効果があった場合でも2か月服用したら、一度薬を休む期間を最低2か月間とるように指示されています(この休薬期間をきちんと確保すれば何回でも繰り返し服用して良い)


この休薬期間の2か月という根拠はおそらく臨床試験を2か月単位でしか行っていないからでしょう。

トラネキサム酸はいわゆる強い薬ではありませんが、血栓ができにくくする注射治療を病院で行っている方は必ず医師もしくは担当薬剤師にご確認ください

シミよりもあなたに血栓ができてしまっては怖いので・・・

決して安くはない価格帯ですから、きちんとご自身のシミを見極めたうえで、納得して購入されることをお勧めします


そして何よりも自己防衛できる範囲でも紫外線対策もお忘れなく^^





よろしければお願いします^^ にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ


"トランシーノ"へのトラックバック

トラックバック先URL

"トランシーノ"へコメントを投稿

(運営者が承認するまではコメントは表示されません。しばらくお待ちください。)

上の情報を保存する場合はチェック

フィード

このブログのフィードを取得



Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門