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注射薬調剤

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病院の入院患者さん、また在宅を行っている調剤薬局では在宅の一環として一部取り扱っています。

内服と同様すべて医師の処方にしたがって調剤されます。注射にももちろん配合してはいけない組み合わせ等があります。また粉の注射を輸液(液体)でとかす場合には、相性の悪い輸液で溶かしてしまうと沈殿したり様々なトラブルが生じることもあります。
これらのトラブルは患者さんにつながっているルートを詰まらせてしまう恐れもあり、非常に気を使っています。

*注射薬に色がついている場合がありますが、これは薬そのものの色の場合もあれば、組み合わさったことによる反応の色の場合もあります。色がついているからといって不都合があるとは限りません。

抗ガン剤の治療中では前後に大量の輸液を流すことがあるのですが、そういった輸液がきちんと処方されているかといたチェックも投与日数などとあわせて行っています。

注射の監査では内服・外用薬よりは少しチェックする項目、内容が複雑になっていますが、組み合わせや投与日数、投与方法(静脈、筋肉、皮下、点滴静注など)、投与間隔などの全体の処方を確認しながら監査しています。

もう1つ、注射と製剤が合わさった業務でTPN(Total Parenteral Nutrition:高カロリー輸液)というものがあります。(以前はIVHとも呼ばれていました)

胸の上あたりの中心静脈から点滴を持続的に行う方法です。これは食事がとれなかったりする場合(一部重湯を食べている人などにも使われます)に用いられ、中身はかなりカロリーの高い液体になります。原則的に食事ができない状態なので必要なミネラルやビタミンも入っています。24時間で1本だったり、12時間ごとに交換したりします。

このTPNは病院によっては薬剤部でなく、病棟で看護師さんにより調製されたりしています。薬剤部で調製するメリットはより無菌状態で安全に行えることにあります。しかし、この無菌を維持するための施設や薬剤師数の確保など様々な問題もあり、まだまだ全ての薬剤部で行われていないのが現状です。

注射の調剤の仕方は、病院、薬剤部の規模により様々です。

薬品を1つずつ手でとる方法もあれば、処方内容とオンラインで結ばれた機械が自動的に用意する方法もあります。ただ、この機械でもうまく受け皿に入らないものや、毒薬(鍵のかかる金庫で保管)、麻薬、高価な薬品(機械の中で割れることによる破損を避けるため)などは人の手で集めます。

いずれにせよ、患者さんの体にダイレクトに入る薬、緊張します。



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