十人十色の家計管理
花嫁修業をしないまま結婚した私ですが、その合間に読んでいた雑誌があります。それはずばり”奥様節約系雑誌類”
病院薬剤師だった当時、当直業務のヒマな時間に読んだりするくらい、いわゆる”はまって”ました。
砂が水を吸い込むように、ぐんぐんと節約知識だけは頭にインプットされていきました。そしてこれが私を後に苦しめることになったのです。
さて、結婚して初めての光熱費徴収。実家での食費や光熱費事情を知らないまま、記事の情報をほぼ鵜呑みにした私は結婚当初からえらいことになったと嘆いていました。
というのは、丁度冬の時期で暖房器具をバンバン使っていたせいか2人生活しかも昼間は仕事でいないというのに1万超えの電気代。
よくわからなくても2人で1万というのは高いことくらいは分かりました。
そして今まで溜め込んでいた知識を実践することになったのが私達の結婚の始まりでした。
さらにはファイリングした記事を目を皿のように見直し、なんでこんな風に光熱費や食費が抑えられないんだろうと悩み始めました。
時には今でもなんでこんなに読者家庭は低い食費で生活できるんだ?我が家との違いはなんだ?と思うことはあります。
でもよく考えると全く同じ家計であるはずがないんです。
住んでいる地域が違えば物価も違うし、食べる量にも左右されます。身内に野菜や米をくれる人がいればそれだけで違うし、光熱費事情も地域に反映されます。
これに気が付いた時に、節約雑誌にはまっていた私はちょっとだけ大人になった気がしました。
もちろん今でも時々買ったりしますが、以前ほど自分の家庭を振り返って嘆くことは減りました。
もちろん、我が家もまだまだ努力すべき部分はあるかとは思います。今のやり方が一番、とは思っていません。
あくまでも参考にする、というスタンスがもてただけでも、良かったと思っています。
10人いたら10通りの家計があるんです。同じ収入、同じ家族構成の10人を集めても家庭事情により家計支出は違うんです。
あまり自分を追い込まないようにしましょうね。
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