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薬剤師ゆうの暮らしのカルテ » 006)健康管理 » 健康管理 » 下剤の種類とその使い方

下剤の種類とその使い方

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できるだけ使わずに、生活習慣の改善などで解消すれば良いのですが、なかなかそうもいかない時もあるもの。

できるだけ刺激の強いものは最後に使うようにしましょう。


そしてあまり長期に続く場合は、受診することをお奨めします。

こちらは医療用下剤(一部商品名列挙)を特徴毎に記載してありますが、一部の成分はすでに市販薬でも使われていますので、商品購入の際の参考にしてください。


①膨張性下剤:バルコーゼ


水分で膨張することで硬い便を軟らかくする方向に働きかけます。

150~200mL程度の多めの水で服用し、効果は12~24時間くらいで現れます。

ただし、この薬は非常に口の中でじゃりじゃりと残りやすく、特に入れ歯をしている人には不向きです。

また妊婦への大量投与は早・流産の危険があるため注意が必要。


非常に飲みにくい薬なので、臨床の現場で現在処方されることは少ない薬です。

②浸透圧性下剤:モニラックシロップ・ピアーレなど


シロップは子供の便秘に使われることも多いですが、糖を含むため糖尿病患者には不向き

③塩類下剤:酸化マグネシウム、マグラックスなど


大腸内に水分を引き寄せることで便を柔らかくする働きがあります。

習慣性がないため長期的に服用できる。そのため、他の下剤と併用して使われることが多い薬です。

*私はマグネシウムを多く含む硬水の”コントレックス”をちょっと便秘気味になりかけてる時に愛用してます^^


④大腸刺激性下剤:プルゼニド、アローゼン、ラキソベロンなど


腸を刺激して排便効果をもたらす下剤のため、効果は一番強い反面、習慣性が認められます。

つまり、連用により効果が低減してしまうタイプの薬です。

だんだん、効かなくなって服用量が多くなる心配がありますが、市販薬にはこちらの成分(センナ、センノシド、ダイオウ、ビスコルファート)が含まれる商品が多いです。


また、個人差はありますが、おなかが痛くなって、冷や汗がでて、トイレにかけこむ、というパターンに陥りやすい下剤でもあります。

出かける予定のない前日に服用するのがベストですね。

長期間、大量に服用し続けないよう注意してください。

また妊婦への大量投与は早・流産の危険があるため注意が必要です。まったく処方されないというわけではないのですが、必ず医師の指示を守って、自己判断に量を増やさないようにしてください。


■刺激タイプのダイオウが入っています。量を調節しながらここぞ!というときに飲むようにしましょう

 



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