尿漏れの悩み
男性と比べて尿道が短い女性は、膀胱炎や尿漏れをおこしやすくなっています。
尿漏れと一言でいってもタイプは様々
症状によっては、専門医への受診をお奨めします。
◆妊娠・出産をきっかけに…
妊娠中は子宮が圧迫されたりすることで、また急激に体重が増えてしまった場合、さらに出産後は赤ちゃんが膣から生まれてくる際に骨盤底筋がダメージを受けたりすることで尿漏れを経験するケースが多いようです。
主に咳、くしゃみ、笑ったりすると少し下着がぬれる程度の漏れがある場合がほとんどですが、中には通常の1回分の量がもれてしまう場合もあります。
妊娠中に限りませんが、排尿時にいきむようにするのはやめましょう。
最後まで出し切ろうとおなかに力をいれずに、自然に排尿する習慣をつけましょう。(膀胱などを支える筋肉がアンバランスにならないためなどの理由です)
◆腹圧性尿失禁
咳、笑ったり、急に立ち上がったり、物を持ち上げたりする時に腹圧が加わった時におこる腹圧性尿失禁というものがあります。
膀胱、尿道の働きは正常なことがほとんどで、骨盤底が緩んだりしていること、また女性ホルモンの減少も原因として考えられていますが、腹圧性尿失禁の90%以上が出産経験者と言われています。
*この女性ホルモン(エストロゲン)減少は頻尿傾向を引き起こすこともあります。
軽症の場合は、”骨盤底筋トレーニング”により症状が軽くなるとされています。
また歩くだけで大量に漏れてしまうような場合には手術も行われています。このトレーニング方法は家庭で簡単にできる方法ですが、きちんと医師の診断を受けた上で行ってください。
◆切迫性尿失禁
尿意を感じてからトイレに行くまでの間に、間に合わずに漏らしてしまう状態を切迫性尿失禁と呼び、比較的高齢者に見られる症状です。
多くの腹圧性と異なり、1回量が多いのが特徴です。膀胱が過敏状態になってしまい、自分の意思とは裏腹に収縮してしまうこと(過活動膀胱)、膀胱が小さいこと、他に病気があることなどが原因となります。
軽症の場合は”膀胱トレーニング”というものがありますが、この方法は必ず医師の指導のもとに行うものなので、こちらではあえて書き記しません。
◆その他
この他にも運動性機能障害による機能性尿失禁、薬の副作用によるもの、また脊髄の病気が原因で起こるものなど様々なタイプがあり、複合症状を示す場合もあります。
恥かしがらずに、泌尿器科への受診をお奨めします。
またパッドを生理用ナプキンで代用する方がいらっしゃいますが、吸収力、防臭面などが大きく違いますので、専用パッドの利用を強くお勧めします。
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