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坐薬の使い方

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大人でも苦手な坐薬(ざやく)。

“座って飲む薬”なんて笑えない冗談も昔にはありましたが、使い方、どうですか?

今回は、特にお子さんの坐薬使用のポイント・注意を取り上げていきます。

■入れても出てしまう?!こんな時、どうする?

お尻(正確には肛門)に入れても、うんちと一緒に出てしまうとよくお話を伺います。

もしも途中で入れてた坐薬が出てきてしまったら、どうします?

私が伺った限りではかなりの親御さんが、そのままもう1度入れたり、新しい坐薬を入れているようです。

これは正解でしょうか?実は、正解であり間違いです。

私がお話するポイントは、1つ。必ず出てきた坐薬を見てください!

どれだけ出てきましたか?少しでも溶けていましたか?それとも丸ごと出てきましたか?

●入れてすぐに出てしまった場合

丸ごと残っている 再度、入れ直して下さい。出てきた坐薬を使ってもよし、新しい坐薬を使ってもどちらでも構いません。

●しばらくしてから出てしまった場合

少し先っぽが溶けている 入れ直さず、そのまま子供の様子(*)を見ていて下さい。坐薬が溶けている=腸から一部薬が吸収されている可能性が大きいです。
使いすぎになると副作用がでる確率が高くなります。

(*)熱が下がらない、嘔吐や痛みが止まらない、けいれんが治まらないなどといった症状が30分以上経過しても続くようなら、体へ入った薬の量が少なすぎる可能性がありますので、追加投与してみてください。解熱剤は、低体温の危険もありますので連続投与は避けてください。

■入れ方のポイント

①坐薬を入れる前に手を洗う方も多いと思いますが、その後すこ~し、ご自身の手を温めてください。ひやっとした感じを嫌がる子供もいます。


②坐薬の先端を少し水でぬらしたり、ベビーオイルをつけたり、手で温めて入れやすくしてみます。


③子供を仰向けにして、両手でしっかりと子供の足を持ち上げて、坐薬を肛門へ挿入して下さい。


④坐薬をもった指の第2関節くらいまで押し込むのが良いとされていますが、抵抗がある場合は、周りの皮膚をもみこむようにして奥まで押し込んでください。


⑤入れた後は、しばらくはオムツ・下着の上から手で抑え、出てきてしまうのを阻止します。坐薬によって溶ける温度が違うのですが3~5分くらいが目安でしょう。


⑥5分後くらいに、肛門の様子を見てください。もし坐薬が見えているようなら出てきてしまう可能性もあるので、もう1度ティッシュや指で押し込んでください。

■半分に切って使ってください、って医師から言われたら・・・

体重により坐薬を1ヶ使ってしまうと、多すぎることがあります。そんな時、医師は半分、2/3ヶなどといった指示を出すことがあります。

衛生面の問題もあり薬局で切ってお渡しすることはできません。家庭で切って頂くようお話しています。

切る時は、坐薬を挿入向き(縦長)に置き、横に対して斜め切りにして下さい。坐薬を見ていただくと、挿入側(先端が細くなっている)と下側では大きさが異なります。横まっすぐに切ってしまうと、薬の量が半分にはなりません。当然縦半分といった切り方はしません。

不安な方は、薬局で切るラインを引いてもらっても良いかと思います。申し出ていただければ、外側の包装の上からマジックで線をひきます。

(半分の場合は斜めに2等分、2/3の場合は斜めに3等分して下側の1/3を破棄して、残った部分を使います。)

自宅では、その線の上から包丁またはハサミで切っていただければ使うことが出来ます。

あまり力を入れすぎると砕けてしまうことがあります。そういった場合は新しい坐薬を使用してください。

注意:

①挿入側を使用して下さい。そうでないと、挿入時に入れにくく、痛みを感じやすいです。

②残りの坐薬は捨ててください。

焦らず、ゆっくりに挿入するようにしてくださいね。




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