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アルガード抗アレルギーカプセル

なかなか耳鼻科へ行く時間はとれないけれど花粉症には苦しめられている・・・

そんな方の多くはドラッグストアで購入できる鼻炎の薬でなんとかやりすごしているのでしょうか?

今回は病院へ行く時間がとれない方向けの”ロート・アルガード抗アレルギーカプセル”のお話です


2009年1月にロート製薬から発売されたこの”アルガード抗アレルギーカプセル”の一番の特徴は”スイッチOTC”


いわゆる医療用医薬品の成分が市販薬に移行されていることです


その成分名は”エメダスチン”


医療用の医薬品名では”レミカット”や”ダレン”などで処方されています


一般的な鼻炎の薬はいわゆる”抗ヒスタミン”成分がメインとなり、くしゃみや鼻水など今現在出ている症状を緩和することに重きがおかれています。また眠気や口の渇といった副作用が出やすいのも抗ヒスタミンの特徴の1つにあげられます


対してこのエメダスチンの効果は”抗アレルギー作用”

いわゆる”アレルギー症状の予防効果”を狙っている点が抗ヒスタミンとの大きな違いになります

眠気なども全くでないわけではありませんが、抗ヒスタミンに比べると緩和されています


(*少し花粉症対策からはずれますが、このエメダスチンは鼻症状の緩和だけでなく、じんましん・湿疹・かぶれなどによる皮膚症状にも効果が認められていますので、花粉症の方以外も使うことができます)


今回発売された”ロート・アルガード抗アレルギーカプセル”では、この抗アレルギー効果に加えて、抗ヒスタミン作用並びに症状の悪化を防ぐ抗炎症作用のトリプル効果を狙っています


つまり、”今ある症状も抑えつつ、これから出そうな症状を抑え、かつ症状の悪化を防ぐ”ことが売りとなています


飲み方は1回1カプセルを1日2回(朝・寝る前)飲みますが、鼻症状に用いる場合は1週間、皮膚の症状に用いる場合は3日間服用しても症状の改善が見られない場合には受診が推奨されています


価格帯もやや高めの薬にもなりますし、なによりもより効果の高い薬は医療用としてのみですが色々揃っています


漫然と使用しないよう注意してくださいね


また今回はご紹介しませんでしたが、ハイガード、パブロン鼻炎カプセルZ、ザジテンALもスイッチOTCの抗アレルギー薬として発売されています(*ハイガードは皮膚症状にも使用可能)



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なかなか耳鼻科へ行く時間はとれないけれど花粉症には苦しめられている・・・

そんな方の多くはドラッグストアで購入できる鼻炎の薬でなんとかやりすごしているのでしょうか?

今回は病院へ行く時間がとれない方向けの”ロート・アルガード抗アレルギーカプセル”のお話です


2009年1月にロート製薬から発売されたこの”アルガード抗アレルギーカプセル”の一番の特徴は”スイッチOTC”


いわゆる医療用医薬品の成分が市販薬に移行されていることです


その成分名は”エメダスチン”


医療用の医薬品名では”レミカット”や”ダレン”などで処方されています


一般的な鼻炎の薬はいわゆる”抗ヒスタミン”成分がメインとなり、くしゃみや鼻水など今現在出ている症状を緩和することに重きがおかれています。また眠気や口の渇といった副作用が出やすいのも抗ヒスタミンの特徴の1つにあげられます


対してこのエメダスチンの効果は”抗アレルギー作用”

いわゆる”アレルギー症状の予防効果”を狙っている点が抗ヒスタミンとの大きな違いになります

眠気なども全くでないわけではありませんが、抗ヒスタミンに比べると緩和されています


(*少し花粉症対策からはずれますが、このエメダスチンは鼻症状の緩和だけでなく、じんましん・湿疹・かぶれなどによる皮膚症状にも効果が認められていますので、花粉症の方以外も使うことができます)


今回発売された”ロート・アルガード抗アレルギーカプセル”では、この抗アレルギー効果に加えて、抗ヒスタミン作用並びに症状の悪化を防ぐ抗炎症作用のトリプル効果を狙っています


つまり、”今ある症状も抑えつつ、これから出そうな症状を抑え、かつ症状の悪化を防ぐ”ことが売りとなています


飲み方は1回1カプセルを1日2回(朝・寝る前)飲みますが、鼻症状に用いる場合は1週間、皮膚の症状に用いる場合は3日間服用しても症状の改善が見られない場合には受診が推奨されています


価格帯もやや高めの薬にもなりますし、なによりもより効果の高い薬は医療用としてのみですが色々揃っています


漫然と使用しないよう注意してくださいね


また今回はご紹介しませんでしたが、ハイガード、パブロン鼻炎カプセルZ、ザジテンALもスイッチOTCの抗アレルギー薬として発売されています(*ハイガードは皮膚症状にも使用可能)





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