個人情報
【注意】あくまでも私見です
薬局や医療機関では、患者さんを名前で呼びます。
また初めて来局した患者さんにはアンケートをお願いします。そのアンケート内容は主に、今までのアレルギー経験、現在服用している薬、喫煙やアルコール摂取の有無、妊娠・授乳の有無、そして連絡先として住所、電話番号などなど。
今までもこのアンケートを拒否する人はいたけれど、個人情報保護法が制定されてから、妙に過敏になる患者さんが増えてきた感は否めない。
さあ、自分だったらどうする?(薬剤師という職業じゃなかったと仮定して)
私個人としては、ちょっとためらう気持ちがないといえば、嘘にはなるけれど、まあ書いてしまう。現に、病院に初診でかかれば、似た様な内容を書かされるわけだし。
こういった人は病院でも拒否してるのかが気になるところ。
薬局で拒否された場合には、深追いしません。
えぇ、トラブルになるのを避けるためっていうのもあるけれど。そのかわり、拒否したという事実はしっかりと記載。これまた後々のトラブルを避けるため。
保身だって?
そう思われても仕方ない。
こういった患者さんは先生に話していればまだ安心なんだけど、そうでなかったら、と思うとちと恐い。
やっぱり他の病院で飲んでいる薬、そして今までの副作用歴が気がかり。
薬剤師法25条の2で、情報の提供を義務づけられている薬剤師。
これは、患者もしくはその看護にあたっている者に対して調剤した薬剤の適正な使用のための情報を提供しなければならない、という内容。義務なんです。英語で言うならmust。
義務だからやっているという訳では毛頭ないけれど、これが薬剤師の仕事であるのは現実。
拒否する場合には強制的にどうこうできるわけではないけれど、言うべきことは伝えなきゃいけない、このさじ加減が難しい。
何のためにこういったアンケートをとって、またアンケートの後処理までもきちんと患者さん達に示さねばなりませんね。
時には薬局内で名前を呼ぶことも断る患者さんも存在。幸い私が勤務する薬局では、番号札を渡しているので番号のみでお呼びします。
これは、薬局にきているという事実を周りの人間に知られたくないから、という気持ちからかもしれないのは想像に難くない。ぜ~ったい、名前で呼ばないよう気をつけていますとも!
でも本人もしくは家族がその場にいるわけで、その存在で分かってしまうんでは?との疑問も投薬時にちらりとよぎる意地悪な私。
こういった微妙な問題は難しい・・・。はぁ・・・(ため息)