頼れる看護師さん
【注意】あくまでも私見です
かんごし、またの名をナース。以前は看護婦・看護士の呼び名だったが、1999年の男女雇用機会均等法の改正などに伴い、2002年3月から看護師に変更。婦長は師長と呼ばれるようになったが、実際はまだまだ女性が95%占めることもあり、看護婦さんの呼び名が聞かれる。
私達薬剤師も、病棟へいくと女性という先入観で“看護婦さん”と呼びかけられ、その都度“薬剤師です”ということもしばしば。薬剤師の認知度の低さを再認識。
ちなみに男性薬剤師は医師と間違えられる。恐るべし、先入観!
これから高齢化も進み、体力がある点ではやっぱり男性の看護師さんも増えていって欲しいと切なる願い。
また看護師のほかに准看護師という職業もある。見た目には同じでも、法律上では区別され業務も線引きがされている。
看護師:厚生大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助をなす事を業とする
准看護師:都道府県知事の免許を受けて、医師・歯科医師または看護婦の指示を受けて傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話または診療の補助をなす事を業とする(*じょく婦:出産を終えた女性)
患者はもとより、医師にとっても心強い存在ではあるが、2交代や3交代で勤務がハードのため、私が勤務していた大学病院ではかなりの頻度で退職が見受けられた。
でも入院すると患者さんやその家族にとっては、時には医師よりも頼みの綱になる。そして、時には研修医にとっても心強い味方。(研修医がベテラン看護師さんにしごかれている姿は、恒例)
痒いところに手が届くような配慮をしてもらうと、慣れない入院生活の心細い中で患者本人も家族も非常に安心。
最近の傾向として、医師と同じように、看護師の中でも専門の細分化を求める声があがっているそうで。
どうしても医師よりも低くみられてしまうことによる対抗が感じられるとは看護師になった妹の弁。
細分化することで、より専門的なケアが受けられるのは良いことだけれど、だからといって入浴介助や食事介助など生活に密接する部分でのケアがどうなるのかの心配もあり。
また看護師さん同士で、格差がでてしまうのはどうなんだろうか。
部外者の杞憂はさておき、患者さんの一番近くにいる看護師さん、色々な仕事があるけれど、そこで見られるプロの底力には感動!