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薬の保管場所

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医師に処方されるお薬はその時の症状にあわせたものだから、次の症状の時までとっておいて飲むのはやめてくださいね、なんてことを薬局で言われた人も多いと思います。

でも、あえて保管しておく常備薬もありますよね。

そんな薬、あなたの家ではどこに置いてありますか?

■どこに保管すればいいの?

答えは、薬によりけり。

冷蔵庫に入れておかなければいけない薬もある一方で、入れてはいけない薬もあります。必ず薬局でもらう時には確認して置いてください。

尚、一般的には室温(15~25度)で直射日光があたったり温度変化の激しい場所を避けて、湿気を防止するために、ふたがしっかりしまる缶に入れ、さらにお菓子に入っている乾燥剤(シリカゲル)を利用するとより環境は良いです。

もちろん、子供やペットが触ったり、食べたりしないように置き場所も注意してください。

外出や旅行などで一時的な持ち運びもあると思いますが車の中に置き去りにすると夏場ではかなり高温になるのでカプセルなどの材質がとける恐れもあります。放置しないようにしましょう。また目薬などは添付されている袋に入れて持ち運んでください。

また容器への移し変えは誤飲の危険性もあるので後で分かりにくくなるような移し変えは避けてください。

ピルケースに入れる場合は、錠剤やカプセルをシートから出さずに、シートを1錠単位で切って入れるようにすることで間違いを防いでください。薬のシートはその薬にあった目的(遮光、防湿など)をもったものが使われているのです。

<冷蔵庫が好きな薬>

水薬の一部(小児の薬ではシロップが混ぜたり、水が使われたりと様々です。細菌汚染防止もあります)・未使用のインシュリン(凍らせないよう注意)・坐薬の一部(吐き気止めなどの一部の坐薬は室温で保管します)・目薬の一部(全ての目薬ではありません。アレルギー症状に使うリザベン点眼薬は冷蔵庫に入れると結晶が析出することがあるので必ず室温に保存してください。またドライアイに使ったりする目薬の場合、冷やすことにより眼への刺激が強すぎる場合もありますので、特別に指示されたもの以外は室温保存してください。)

冷蔵庫に入れる薬の場合は、必ず食品とはっきりと区別しておいてください。

きれいな色の薬などは子供がお菓子と間違って誤飲してしまう事例も報告されています。

また冷蔵庫の扉付近は開け閉めの頻回により湿気やすいことがあります。できるだけ避けましょう。


■いつまで飲めるの?(有効期限)

解熱剤やけいれん止め、痛み止めなど常備しておきたい薬は色々あります。

この有効期限は薬の箱に記載されていますが、薬によって期限が2~3年と長いものもある一方で、セレスタミン(抗アレルギーとステロイドの合剤)ではかなり期限が短く設定されています。

また薬局で回転が悪い薬だと患者さんの手元に行く時にはかなり日がたってしまっている可能性もありますので、常備薬に関しては予め有効期限を聞き、袋に書いてもらうことをお奨めします。

注意して頂きたいのは、お子さんに使う薬です。

小さいうちは体重で薬の量が決まってきます。常備薬としてもらっておくこともあるかと思いますが、体重が急激に増えたり減ったりする時には必ず医師の処方をうけたものを使うようにしてください。

また予め医師に常備薬として処方された薬が有効な体重目安をきいておくことも有効です。(薬剤師でも体重から大まかな検討は分かります)

当然、体重ならびに症状が異なる兄弟姉妹で共用することは効果に影響を与えますので、注意してください。

■こんな薬になってたら、使っちゃだめ!

せっかく使うのなら体に効果のあるものを使いましょう。以下に使用しないほうが良い目安の一部を書いてみました。参考にしてみてください。

塗り薬(軟膏やクリーム):ニオイがおかしい、分離している、着色している

坐薬:一部がかけている、割れている

目薬:開封してから1ヶ月以上経過している、点眼する部分などに粉がふいている

飲み薬:粉薬が湿気て包みにくっついている、カプセルの周りが溶けかけている、亀裂がある

水薬:小児の水薬はとっておくのはやめましょう。シロップを混ぜてたり、水を加えてたり処方、薬局により様々です。一部を除いて小児領域の水薬は飲みきるか、医師の指示に従って下さい。

あなたの大事な薬、きちんと保管してください。何か保管について分からないことがあれば、必ず調剤してもらった薬局で尋ねてください。



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