薬の飲み方・忘れた時は?
忘れるくらいが元気になった証拠、ということもありますし、そうそう薬のことだけを考えて生きているわけではない私達。
では、薬を飲み忘れたら、食事ができない時には薬はどうやって飲んだら良いのでしょうか?
■忘れたらどうする?
気がついたタイミングにより、また薬の種類により異なります。
食後の薬を1時間後くらいに思い出したら、服用しても問題はありません。
次の飲む時間が迫っている時には飲むのは諦めて下さい。
1日3回服用する薬に関しては最低4~5時間は間隔をあける目安でいてください。
但し、全ての薬でこの法則は当てはまりませんので、あらかじめ薬剤師・医師に確認しておくと良いでしょう。
■食事をしない時はどうする?
基本的には薬を飲んでください。
具合が悪く食事がとれない時でも飲んでください。少し水分を多めにとると安心です。
また小さいお子さんでは食後・授乳後だとおなかが一杯で薬が飲めないことがあります。食前でも大丈夫な薬がほとんどですので、先に薬を飲ませて、その後食事・授乳という方法も良いでしょう。
但し、糖尿病の薬に関しては異なります。
食事をせずに、血糖を下げる薬を飲むと血糖が下がりすぎて非常に危険な状態に陥ることもあります。
くれぐれも指示通りに、そして分からない場合には飲む前に薬剤師、医師に相談して下さい。
■いつ飲むのをやめればいい?
症状が軽くなったからといって勝手に服用を止めてしまうと、体に負担がかかり逆に症状が悪化する薬もあります。(リバウンド現象)
薬による副作用が出ていたりする場合などを除き、きちんと飲みきることがよいでしょう。
リバウンド現象が知られているのは、ステロイド・抗真菌剤・胃/十二指腸潰瘍治療薬などがあります。
但し、例えば下痢止めで下痢が治まってもずっと使い続けると逆に便秘を引き起こし苦しんでしまうこともあります。予め診察時に説明があるはずですので、きちんと聞いておきましょう。
もちろん、分からなければ薬剤師でもお答えしますし、薬剤師の立場で判断できない時は処方医に確認します。
そして最後に、医師の指示がない限り、次に同じような症状がでた時用にとっておこうといった考えはやめましょう。
同じような症状と感じていても、過信は禁物です。