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ロタウィルス予防ワクチン

とうとう日本でもロタウィルスによる胃腸炎を予防するワクチン(現在のポリオの生ワクチン同様、飲む生ワクチン)が2011年11月に発売となりました。

まずここで簡単にロタウィルスによる胃腸炎の症状について記載しましょう

症状:特徴は白い水様便・嘔吐・発熱が4~7日くらい続きます。5歳までにはほぼ全ての乳幼児がかかる胃腸炎とされています

ロタウイルス胃腸炎の怖いところ:ロタウイルスに効果のある薬はないので脱水を防ぐのが治療の中心となります。過度の嘔吐、下痢により脱水になる場合には入院治療が必要です。また合併症として腎炎や脳症、腸重積(腸が重なり合うようになってしまい、腸閉そくを起こし、血液が流れなくなり腸がダメージを受けてしまう状態)が知られています。

嘔吐や下痢はとにかく子供の体力を奪うもの(親の気力と体力も奪いますね^^;)

ロタウィルスは感染力が強いので家庭内での感染確率も高まってしまいます。

そんなロタウィルスによる胃腸炎を予防できるワクチンならすぐにでも打ちたいところ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと待って!

このロタウィルス、いくつかの条件をクリアしないと接種できないのです。

・接種時期

⇒腸重積の副作用を防ぐために接種時期が定められています。2012年1月現在はまだ1種類のワクチンですがこちらは生後6~24週間までの間に2回接種となっています

・任意接種

⇒義務ではない予防注射のためワクチンは自費扱いとなります。大体1回1万5000円前後が東京都内の相場となっています。現在発売中のワクチンは2回接種ですので、約3万が目安です

*近日発売されるもう1つの予防ワクチンは接種タイミングは生後6~32週となりますが、接種回数も3回と多くなります

そんな朗報ともいえるワクチンに私がもった疑問は、これだけの短期間でBCGやDPT、ヒブ、肺炎球菌など様々な予防接種が控えている子供たちにスケジュール的にきちんとできるのか、という可能性の問題
(生ワクチンのため、4週間以上間隔をあけないと次の予防接種がうけられません)

どこかで体調を崩せばあっという間にスケジュールが崩壊するような予防接種の量ですから、実際にどこまで浸透するのかまだまだ未知です
(同時接種をするしかない?)

が、少しでも子供の体への負担を考えたら、私だったら受けさせる方向で小児科医に相談していたかも・・・。

みなさんはどうでしょう?気になった方(または現在妊娠中の方)はまず自宅近くの小児科医やかかりつけ医に金額も含めて問い合わせしてみてくださいね。

まだまだ続く冬シーズン

胃腸炎だけでなく、インフルエンザも猛威をふるっています

自宅でゆっくり過ごすのも大事なことですよ^^



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